13歳 男子 空手家
昨年10月から膝に痛みを感じるようになる。
整形外科へ行き、オスグッドと診断。特に治療はせず。
痛みはあるが、練習は休まず継続(平日週5日)。
特に12月は大会もあり、練習もハードだった。
年末年始で少しリフレッシュして膝の状態も上がってきたが、年明けに自主練で走り込み&練習でのスクワット200回で膝の痛みがさらに強くなる。
紹介で来院。
正座で痛い、屈伸、曲げ伸ばしが出来ない、押しての痛み(圧痛)がある。
特に押しての痛みがひどい。膝関節の下側広範囲に押しての痛みがある。
膝裏、大腿の疲労も強く、膝は伸びきらない。
まずは後ろ側の疲労を取り除く。それから押しての痛みを取り除いていく。
施術を続けるが、全く変化がない。15分、30分と続けるが、押しての痛みは多少範囲が狭まった程度で痛みがとりきれなかった。
痛みを抱えながら3ヶ月間練習を続けていたので、筋肉、靭帯と組織そのものがボロボロに壊れてしまっている状態、いわゆる器質的に問題がある状態。
これではいくら施術をしても限度があり、下手に長引くと悪化させてしまう恐れもあるので、今日はここで終了。
まずは疲労を抜くことが第一なので、練習はなるべく休むように伝えて終了。
2回目の施術。初回から9日後に来院。
前回の翌日は練習を休み、翌々日から練習再開、練習は週5日⇒週3日に減らし、膝に負担のかかるスクワット等はやっていない。
未だに押しての痛みはあるが、前回内側に広範囲にあったものが今回は若干外側に広く押しての痛みがある。
屈伸も90度超えたところで痛みがでる、伸ばすのは問題なし。前回より膝の伸びは良い。
今回も裏側の疲労を取り除く。
それから押しての痛みを取り除く作業に。今回は徐々に範囲が狭くなってくる。特に内側は比較的簡単に取れた。
外側も徐々に範囲が狭くなる。この辺りで仰向けでの曲げる動作の痛みは消失。
今度は伸ばしきる瞬間に痛みがでるが、これは靭帯の剥離(裂ける)ものが原因と判明。
裂ける状態を整えながら伸ばすと痛み消失。
立って曲げ伸ばしをする。
「痛いです」
まだ負荷が強くかかると痛みが出る。
剥離(裂ける)を整えながら曲げる。
「大丈夫」
何回か繰り返し、なにも支えずとも痛みは出なくなった。
まだ押しての痛みは残るが、屈伸、スクワットまでは問題なくなった。
膝関節にタオルを挟めば正座までできるようになった。
今現在、練習は抑えているので、徐々にペースを上げてフルメニューで膝の状態がどうか。
3月末、4月と大会があり、勝ち進むとロシアでの大会に出場できるそうだ。
まだ1週間ほどだが、初回考えていたよりもずいぶんと回復が早いので完全に復帰できるまでもう少しといったところか。
現在の状態とセルフケアを伝えて終了。
なかむら自然形体院
住所:東京都板橋区蓮根3-2-14城戸ビル1A
問合せ先:03-5939-8675
コメント