10歳 男子 小学生 サッカー少年
今年の初めから右膝に痛みを感じる。
整形外科へ行き、オスグットと診断。しばらく運動を控えるようにと言われ、サッカーの練習を休む。
体育の授業くらいの運動量では痛みは起きないので続けていた。
半年経ってもサッカーなど長時間の激しい運動で痛みがでる。
いまは痛みを我慢して練習をしている。
友達の紹介で来院。
現在、全力ダッシュで痛い。階段の上りのときに痛い。左足でのキック時、軸足を踏み込んだ瞬間に痛い。軽めのダッシュ、歩行痛は問題なし。
カラダの状態、歪みをチェックしていく。
立っている状態で右足(痛みのある足)が外側に開いている。自分では真っ直ぐ立っているが、見た目でも右足だけ外側に開いている。
仰向けでも、うつ伏せでは足のねじれはあらわれない。
先に寝ている状態で固まっている大腿裏の張りを取り除く。特にお尻の下の付け根部分に強い張りがでている。
全体を整えて再度立ってもらいチェック。
まだ足の開きは残ったまま。この段階で階段の上りでの痛みは消失。
足の開きは大腿骨のねじれから来ていた。骨盤の修正で徐々にまっすぐになっていく。
「さっきまでの感覚と変わってきた」
立っているときの踏ん張っている感覚が変わってきたそうだ。いままでは無理に力が入っていたが、いまは力を入れないでバランスが取れるようになったという。
繰り返しアプローチしていくと左右均等になったので動かしてもらう。
歩行、ジャンプ、片足ジャンプ。
「全然大丈夫」
外でダッシュ。はじめは軽めに、徐々に強く。
「足がちょー軽い!!」
ここまでは問題なし。サッカーボールを蹴る動作の確認がしたかったがボールがないので枕を代用。
枕を両足で蹴ってもらう。右足で蹴る動作、問題なし。右足を踏み込むときの痛みが少し残る。
これは最後まで取り除けなかった。まだ連動して動いていないのも原因の1つなので、今日はここで終了。
セルフケア、ストレッチを伝える。
1週間後、2回目の来院。
少し痛みが戻っていたが、話を聞くと翌日、翌々日と痛みが全くなかったんで、フルで練習に復帰した。
3日後には2試合フル出場。翌日少し痛みが再発したそうだ。
カラダをチェックすると、初回の原因とは違い、まだ完全でない状態でいきなり全力で動きはじめたので、少し疲労がたまっての痛みだったので一安心。
施術後は痛みもだるさも消失。
2週間くらいはいきなり動かしすぎないように注意するように伝え終了。
先日、メールをいただき、2週間経っても痛みがでていないとのこと。
また後日、メンテナンスで来院予定。
早期復帰ができてよかった。
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